あいみょん『貴方解剖純愛歌』放送禁止の真相と歌詞の狂気を徹底解剖
インディーズデビュー作にして『貴方解剖純愛歌 〜死ね〜』が背負うことになった最大のトピックが、「全国の民放ラジオ局・テレビ局による放送自粛(放送禁止)」という異例の事態でした。
日本の放送業界では、日本民間放送連盟(民放連)が定める放送基準に基づき、各局が独自の考査ガイドラインを敷いています。本作の歌詞に含まれる「死ね」という直接的な罵倒表現に加え、冒頭から展開される「両腕の切り落とし」「眼球のくり抜き」「心臓の摘出」といった凄惨な身体損壊描写が、放送コード(公序良俗・人権配慮・青少年に与える影響)に抵触すると判断されたためです。
プロモーションの主戦場である電波メディアを完全に封じられたものの、この過激な規制が皮肉にも本作の起爆剤となりました。当時公開された公式ミュージックビデオは、スマートフォン上でリアルタイムに展開するLINEのトーク画面を模した斬新な映像表現を採用。過激なテキストがタイピングされ、送信されていくビジュアルの生々しさがSNS上で爆発的なバイラル現象を引き起こし、タワーレコード限定販売でありながらオリコンインディーズチャート週間7位にランクインする異例のヒットを記録しました。