大人世代のリアルを穿つ内館牧子ドラマの傑作と最新配信のすべて

大人世代のリアルを穿つ内館牧子ドラマの傑作と最新配信のすべての概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

脚本家・内館牧子の名を一躍全国区にしたのは、1992年に放送されたNHKの連続テレビ小説『ひらり』だった。大相撲が大好きなヒロインの恋と成長を描いた本作は、従来の「健気で大人しい朝ドラヒロイン」のイメージを覆し、若者の圧倒的な支持を獲得。平均視聴率30%を超える大ヒットを記録し、朝ドラの歴史に新たな風を吹き込んだ。

しかし、彼女の真骨頂はここから始まる。90年代後半から2000年代にかけて、テレビ朝日をはじめとする各民放局で次々と生み出された愛憎劇の数々は、社会現象とも言える大反響を巻き起こした。なかでも姉妹の愛憎と複雑な結婚観を描いた『週末婚』は、毎週怒涛の展開で視聴者を釘付けにした。「愛しているからこそ許せない」「幸せになりたいのに傷つけ合う」という人間の矛盾した感情を、エッジの効いた台詞で切り取る手法は、まさに内館脚本の独壇場だった。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。