給与収入と所得の違いとは?額面と手取りの差や税金計算のカラクリ解説
Q1:給与明細に書かれている「総支給額」と、源泉徴収票の「支払金額」は完全に同じ数字ですか?
A1:原則として同じです。1月1日から12月31日までに支給された給与・賞与の総支給額の合計が、源泉徴収票の「支払金額」に反映されます。ただし、非課税枠内の通勤交通費は源泉徴収票の支払金額には含まれないため、交通費を含んだ給与明細の総支給額合計とは若干の差が生じる場合があります。
Q2:公的な申請書や住宅ローンの書類で「前年の所得」を求められた際、年収(額面)を書いても問題ありませんか?
A2:誤った数値を記入すると審査に支障をきたします。書類が「収入(年収)」を求めている場合は源泉徴収票の「支払金額」を、「所得」を求めている場合は「給与所得控除後の金額」を記入しなければなりません。所得欄に額面年収を書いてしまうと、所得制限のある手当の支給停止や保育料の過大算定といった不利益につながる恐れがあります。
Q3:年の途中で転職した場合、確定申告で給与所得はどのように計算・申告すればよいですか?
A3:前職の源泉徴収票を転職先の会社に提出していれば、年末調整で前職分と現職分が合算されて1枚の源泉徴収票にまとまるため、個別の確定申告は不要です。提出が間に合わなかった場合や年末調整未完了の場合は、前職と現職の双方の源泉徴収票を用意し、確定申告書の給与所得欄にそれぞれの支払金額と源泉徴収税額を合算入力して申告手続きを行います。