野島伸司の異色作『何曜日に生まれたの』キャスト陣の現在——今なお語り継がれる衝撃の伏線と配役の妙
すいの高校時代のサッカー部マネージャー仲間や部員たちを演じたキャスト陣のアンサンブルも、本作の大きな見どころだった。井上祐貴、YU、飯島寛騎、片山友希、若月佑美という、個性あふれる若手実力派が顔を揃えていた。
サッカー部のエースで複雑な事情を抱える江田悠馬役の井上祐貴は、誠実さと揺らぐ青年の脆さをリアルに体現。また、キーパーソンとなる雨宮純平を演じた飯島寛騎のミステリアスな存在感や、瑞貴役の若月佑美が見せた愛憎入り交じる複雑な感情表現は、回を追うごとに視聴者を翻弄した。さらに、海外出身のYUが演じた独特な空気感や、健人役の片山友希が魅せた強烈な個性。誰一人として記号的な友人にとどまらず、それぞれが抱える歪みや秘密を生々しく演じきったからこそ、同窓会という設定が持つサスペンスが成立したのだ。