早明浦ダム貯水量の最新情報と四国の水がめの役割
早明浦ダムは完成以来、何度も深刻な渇水に見舞われてきました。最も記憶に残るのが1994年の大渇水です。この年、貯水率は8月に0%を記録し、香川県では最大19時間の断水が実施されました。
2005年も厳しい年でした。貯水率が0%近くまで低下し、香川県では給水制限が長期化。飲食店は営業時間を短縮し、製造業は生産調整を余儀なくされました。市民生活への影響は計り知れず、給水車に長い列ができる光景が連日報道されました。
2008年、2017年にも深刻な渇水が発生しています。2017年の渇水では、6月下旬に貯水率が20%を下回り、取水制限が早期に開始されました。幸い梅雨末期の降雨で回復しましたが、気候変動の影響を懸念する声が高まりました。
渇水がもたらす経済的損失
渇水による経済損失は甚大です。工業用水の供給制限は製造ラインの停止を招き、農業では作物の収量減少につながります。観光業も影響を受け、ホテルや旅館では宿泊客へのサービス提供に苦慮します。
香川県の試算では、深刻な渇水が発生した場合、数百億円規模の経済損失が見込まれるとされています。間接的な影響を含めると、その額はさらに膨らみます。