新宿三丁目の伝説「池林房」とは?文士と演劇人が愛す理由と名物メニュー

新宿三丁目の伝説「池林房」とは?文士と演劇人が愛す理由と名物メニューの真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

「池林房」と書いて、読み方は「ちりんぼう」。新宿三丁目の末広通り近くに店を構え、創業から40年以上の歴史を刻む老舗居酒屋です。新宿駅東口から徒歩約7〜8分、東京メトロ丸ノ内線・副都心線・都営新宿線の新宿三丁目駅からはわずか徒歩1〜2分という好立地にありながら、ビルの地下や路地に潜むその佇まいは、まるで都会のエアポケットのような隠れ家感を漂わせています。

この店を語る上で欠かせないのが、作家の椎名誠氏をはじめとする文学界の重鎮や、新宿梁山泊をはじめとするアングラ演劇の役者・演出家たちとの深い結びつきです。かつて出版社の編集部員たちが原稿の束を抱えて議論を交わし、紀伊國屋ホールや花園神社の特設テントで舞台を終えた劇団員たちが興奮冷めやらぬまま生ビールで喉を潤した場所——それが池林房でした。

関係者の手記や当時の対談記録を紐解くと、椎名誠氏率いる「怪しい探検隊」の面々や編集者たちが頻繁に集い、表現論から他愛のない馬鹿話までを熱く語り明かしたエピソードが数多く残されています。大手メディアやSNSが普及する以前から、池林房は単なる飲食の場を超え、「新宿カルチャーの生きた社交場(サロン)」として機能してきました。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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