【2026年現地ルポ】地下化工事と再開発の狭間で揺れる「新井薬師前駅」——変わりゆく西武沿線、昭和の温もりを残す街のリアル
駅から北へ数分歩くと、妙正寺川沿いに見事な桜並木が広がる。春になると川を覆い尽くすようにピンク色のアーチが形成され、近隣住民だけでなく遠方からも花見客が集まる隠れた名所だ。
最近では、川沿いや路地裏にある古い木造アパートや一軒家をリノベーションしたアトリエ、デザイン事務所、私設図書館などが点在し始めている。賃料を抑えつつ個性を発揮したい若手クリエイターたちが、静かな住環境と独特のレトロ感に惹かれて集まり、新たな文化の芽を育てつつあるのだ。