『今際の国のアリス』ヘイヤの結末と生死の真相!義足の理由とアグニとの絆
物語のクライマックスにおいて、読者や視聴者に最も強い衝撃を与えたのが、最強の敵「スペードのキング(シーラビ)」との全面戦争です。圧倒的な重火器と戦闘技術を持つキングに対し、アグニ、チシヤ、クイナ、アンらと共に命懸けのゲリラ戦を展開したヘイヤは、キングの放つ苛烈な銃撃を浴びて身体中を撃ち抜かれました。
アグニの盾となり、無数の銃弾を受け倒れ伏す描写は、初見の誰もが「ヘイヤは死亡した」と確信するほどの絶望感に満ちていました。しかし、結論から申し上げますとヘイヤは死亡しておらず、最終的に生き残っています。
アリスたちがすべての「絵札げぇむ」をクリアした直後、今際の国の滞在者たちには「この国に永住するか、元の世界に戻るか」の選択肢が提示されます。瀕死の重傷を負いながらも息を繋いでいたヘイヤは、現実世界への帰還を選択。現実世界において彼女は、東京に落下した巨大隕石の直撃による被災者の一人として、都内の大病院で意識を取り戻します。
目を覚ました現実のヘイヤは、左足を失った状態でありながらも過酷なリハビリに励んでいました。そして同じ病院には、同様に重傷を負い車椅子に乗ったアグニの姿がありました。「今際の国」での記憶は失われているものの、廊下ですれ違った瞬間に互いに胸の奥底がざわめくような視線を交わす描写は、過酷な死線を共に越えた魂の結びつきを感じさせる美しい幕引きとなっています。