田中好子の死因と19年の闘病生活|告別式で響いた肉声テープの真相

話題沸騰中の 田中好子の死因と19年の闘病生活|告別式で響いた肉声テープの真相について、多角的な視点をご紹介しています。

2011年4月25日、東京・青山葬儀所で営まれた告別式には、ファンや芸能関係者ら約2,100人が参列しました。その式典のクライマックス、静まり返った斎場に突然スピーカーから響き渡ったのは、他でもない田中さん本人の声でした。

亡くなるわずか3週間前の2011年3月29日、病状が急速に悪化する中、夫・小達一雄氏が差し向けたICレコーダーに向かって絞り出すように吹き込まれた約3分20秒の肉声テープ。そこには、自らの死期を悟りながらも、周囲への感謝と世の中を思いやる言葉が刻まれていました。

「こんにちは、田中好子です。きょうは3月29日、東日本大震災から約2週間がたちました。被災された皆様のことを思うと心が痛みます。でも、必ず復興できると信じています……」

同年3月11日に発生した東日本大震災の惨状を病床のテレビで見届け、心を痛めていた田中さんは、自らの苦痛よりも被災者を案じる言葉を最初に口にしました。続いて、自らの人生を振り返り、芸能界の仲間やファンへ向けた感謝を紡ぎます。

「キャンディーズでデビューして以来、本当に長い間お世話になりました。幸せな、幸せな人生でした。特に、蘭さん、美樹さん、ありがとう。2人が大好きでした……」

そしてメッセージの最後は、「天国に行ったら、被災された方々のお役に立ちたいと思います。それでは、さようなら」という澄んだ言葉で結ばれました。自らの命の灯が消えゆく瞬間にまで他者の幸せを祈り続けたそのラストメッセージに、参列者はもちろん、ニュースを通じて音声を耳にした日本中が涙に暮れました。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。