車載・産業の覇権を握るか?パナソニックの再編劇と勝算の全貌
事業の統廃合が加速している。親会社であるパナソニック ホールディングスが掲げる収益性重視のグループ経営方針において、パナソニック インダストリー株式会社が果たすべきミッションは極めて重い。低収益体質からの脱却を狙い、同社は従来の総合型展開から、圧倒的な競争力を持つ領域への集中投資へと舵を切った。
選別と集中の基準は明確だ。資本効率を示すROIC(投下資本利益率)を徹底的に検証し、成長が見込めない事業からは規律を持って撤退・縮小を進める。その一方で、莫大な設備投資が注ぎ込まれているのが、車載向けおよび産業インフラ向けの先端電子部品・デバイス事業だ。BtoB製造業としての立ち位置を揺るぎないものにするための構造改革は、組織の隅々にまで浸透しつつある。