目薬にお酒を混ぜると危険?都市伝説の真相と医学的リスクを検証
一般の市販目薬に含まれる成分の中で、経口摂取した際に最も危険を発揮するのが血管収縮剤である「塩酸ナファゾリン」だ。本来は目の結膜の充血を速やかに抑えるため、局所的な血管を収縮させる目的で配合されている成分である。
ところが、この塩酸ナファゾリンを飲食物とともに口から摂取してしまうと、成分が消化管を通じて急速に全身へ吸収される。中枢神経系が激しく抑制され、血圧の急降下や徐脈(脈拍数が異常に低下する状態)、体温低下などを引き起こす。ここにアルコールが加わると、アルコールによる血管拡張作用とナファゾリンによる強い血管収縮作用が衝突し、全身の循環器系に壊滅的なストレスを与える。これこそが、命に関わる深刻な健康・医学リスクの正体である。