ハスと睡蓮の違いとは?葉・花・レンコンの決定的な見分け方を徹底比較
水辺に咲く花を見て即座にハスか睡蓮かを判別するには、「花の咲く位置」「葉の形状と撥水性」「根(地下茎)の形状」の3点に着目するのが確実です。
ハスは成長すると茎をぐんぐんと伸ばし、水面から数十センチから1メートル以上も高い位置で大輪の花を咲かせます。中央には特徴的なシャワーヘッドのような花托(かたく)が存在し、花びらが散った後もハチの巣のような形状で残ります。一方の睡蓮は、花が水面すれすれ、もしくは水面から数センチほど浮き上がる程度でひっそりと可憐に開花します。
葉の質感における最大の違いが、ナノテクノロジーの世界でも有名な「ロータス効果(超撥水性)」です。ハスの葉の表面には微細な突起が無数に並んでおり、降り注いだ雨水は球体となって転がり落ち、葉の上の汚れを洗い流します。一方、睡蓮の葉にはこの微細構造がなく、表面はワックスを塗ったように滑らかで、水滴は広がってそのまま葉を濡らします。