奇跡のカウンターテナー米良美一、病と葛藤の先に見つけた至高の響き——2026年、進化し続ける魂の歌声
ヨーロッパ発祥のオペラや宗教曲の素養をベースに持ちながら、彼は日本の童謡や昭和の歌謡曲、叙情歌の再評価にも並々ならぬ情熱を傾けてきた。『竹田の子守唄』や『美しき天然』など、日本人が忘れかけている情景を、彼の声は優しく呼び覚ます。
和の感性と西洋の声楽技法が高次元で結びついたそのスタイルは、インバウンドをはじめとする海外のリスナーからも「日本独自の美意識を体現した歌唱」として高い評価を得ている。国境や言語の壁を軽々と超えるその声は、日本文化の豊かさを伝える文化大使としての役割も果たしている。