牽引フックの付けっぱなしは違反?車検に通らない理由と正しい使い方

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車のバンパー下部やサスペンション付近を覗き込むと、金属製の輪やプレート状の突起が見つかることがあります。これを牽引フックだと誤認してロープを掛けてしまうトラブルが頻発していますが、その多くは「タイダウンフック(車両固定用フック)」と呼ばれる別用途のパーツです。

タイダウンフックは、新車の積載車輸送やフェリー航送時に車体を固定する目的で設計されており、下方向への静止荷重には耐えられますが、前後の強力な引っ張り荷重(動的荷重)には耐えられません。

泥や雪にハマった車両をタイダウンフックで強引に引き出そうとすると、フックが根元からちぎれ飛んで相手の車や周囲の人を直撃する大事故を招くほか、モノコックフレームそのものが歪んで修復歴車(事故車扱い)になってしまう危険性があります。緊急救助を行う際は、必ず取扱説明書に明記されている「非常用牽引フック取付穴」を使用しなければなりません。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。