水戸黄門の2代目・西村晃とは?悪役から名君への転身と降板の真相
西村晃の2代目就任が発表された当初、世間の反応は驚きと戸惑いに包まれました。「あの悪役の西村晃が正義の味方をやれるのか」「子供が怖がるのではないか」といった懐疑的な声が上がったのも無理はありません。しかし、1983年10月31日に放送された第14部の初回で、その懸念は一瞬にして吹き飛びました。
画面に現れた西村晃の黄門様は、銀髪を美しくなびかせ、物腰柔らかで理知的な微笑みをたたえていました。悪人を前にしたときに見せる一瞬の鋭い眼光は、悪役を極めた名優ならではの凄みがあり、印籠の権威をより一層際立たせる効果を生み出しました。
放送が始まるや否や、西村晃演じる黄門様の評判はうなぎ上りとなり、マスコミ各紙は「白髪の貴公子」「まるでクラーク・ゲーブルのようなダンディズム」と絶賛。それまでの悪役イメージを完全に覆し、老若男女から愛される国民的ヒーローとしての地位を瞬く間に不動のものにしたのです。