多肉植物オーロラを極上ピンクに染める育て方|先祖返りと葉落ちの真相
オーロラの魅力を正しく理解するうえで欠かせないのが、原種である「虹の玉(Sedum rubrotinctum)」との明確な違いです。植物学的に、オーロラは虹の玉の枝変わりによって生じたセダムの斑入り品種(Sedum rubrotinctum 'Aurora')に位置づけられます。
虹の玉は葉緑素が豊富で、秋から冬にかけて強い日光と寒さに当たると深みのある鮮烈な赤色に染まります。一方のオーロラは、葉の表面に白やクリーム色の斑が入ることで葉緑素が部分的に欠落しています。そのため、紅葉期を迎えると赤色ではなく、光を透かすような淡いサーモンピンクやミルキーピンクへと変化するのが最大の特徴です。
ただし、斑が入っている分だけ光合成を行う能力は虹の玉よりもやや控えめです。強い生命力を持つ原種と比べると成長スピードが緩やかで、直射日光の急激な変化や高温多湿に対して少し繊細な一面を持っています。