のっぺらぼうの正体はウイルク!アシリパ父の目的と衝撃の最期を徹底解説
物語の大きな転換点となったのが、第7師団の襲撃と混乱のなかで行われた網走監獄での杉元佐一との対面シーンです。
厳重な防壁の奥でついに対面したウイルクは、杉元に対して「アシリパをアイヌを率いる戦う指導者として育てた」と告白します。しかし、杉元はアシリパに人を殺めるような過酷な運命を背負わせたくないと激昂し、激しい葛藤が生まれます。その矢先、ウイルクがアシリパへの真のメッセージを杉元に託そうとした瞬間、突如として放たれた銃弾がウイルクの頭部を撃ち抜きました。
狙撃手は、キロランケと密約を交わしていた元第七師団の凄腕スナイパー・尾形百之助でした。ウイルクが生きて鶴見中尉の手に落ちれば、金塊の暗号が解かれ第七師団の完全勝利となってしまうため、キロランケ派は「ウイルクを殺害し、暗号の鍵を持つアシリパを樺太へ連れ出す」ルートを選択したのです。さらに尾形自身も、独自の思惑と虚無感を抱えたまま、冷酷に引き金を引いた瞬間でした。