ガンダムとヤマトを変えた異才・小林誠メカニックデザインの真髄
小林誠のキャリアを語るうえで絶対に外せないのが、自ら監督・原作・メカデザインを務めた幻の名作『ドラゴンズヘブン』だ。当時、粘土やジャンクパーツを組み合わせて作られた立体模型をベースに画を構築していく手法は、従来のメカニックデザインの概念を根底から覆した。
二次元の紙の上だけで完結させるのではなく、三次元の立体物としての整合性、重力感、そして経年劣化の質感までもデザインに落とし込む。このアプローチこそが、彼のデザインに他者が真似できない唯一無二の奥行きを与えている理由だ。