神戸・南京町の象徴「老祥記」が2026年も行列を絶やさない理由——創業111年、一口の豚まんに刻まれた伝統と最新の熱気
店舗のガラス越しに見える厨房では、職人たちが目にも留まらぬスピードで生地を伸ばし、餡を包み込んでいく。一日に数千個、繁忙期には1万個以上を包み上げるという驚異的な職人芸。この圧倒的な回転速度があるからこそ、どれほど長い列ができていても想像以上の速さで購入の順番が回ってくる。職人の威勢の良い声と蒸篭(せいろう)のシュウシュウという音が重なり合う空間は、まるで活気ある演劇の舞台のようだ。