下鴨神社の読み方と正式名称は?鴨と賀茂の漢字の違いや歴史の真相を解明
一般に「下鴨神社(しもがもじんじゃ)」として親しまれているこの大社ですが、宗教法人としての登録名および古来の正式名称は「賀茂御祖神社」と書き、読み方は「かもみおやじんじゃ」です。
名称に含まれる「御祖(みおや)」とは、文字通り「親神様・祖先」を意味しています。下鴨神社にお祀りされているのは、古代の京都を開拓したとされる山城国(やましろのくに)の祖神であり、上賀茂神社の主祭神の母と祖父にあたる神々です。つまり、「賀茂氏の偉大なる親神をお祀りする神社」という敬意が、そのまま正式名称に込められています。
平安京遷都(延暦13年・794年)以前からこの地に鎮座する賀茂社は、朝廷からも伊勢神宮に次ぐ破格の崇敬を受けてきました。京都の人々は親しみを込めて「下鴨さん」「下鴨神社」と呼ぶようになりましたが、御朱印や公式の神事記録には現在も厳格に「賀茂御祖神社」の名が刻まれています。