堺雅人「二大傑作」の裏側を暴く!半沢直樹とリーガルハイの真実
テレビの歴史を振り返る際、この二作は「日本のテレビドラマ」における構造改革の象徴として語り継がれている。
それまでの法廷ドラマといえば、正義の弁護士が社会的弱者を救う人情劇が主流だった。だが、フジテレビジョンが放った『リーガル・ハイ』は「正義は金で買える」「勝った者が正義だ」と言い放ち、既存の道徳観を根底から揺さぶった。善悪の境界線を曖昧にし、視聴者に思考を強いるプロットは画期的だった。
一方、TBSテレビが送り出した『半沢直樹』は、地味と敬遠されがちだった経済ドラマを極上の現代劇・復讐劇へと変貌させた。融資や稟議書、債権回収といった専門的な金融用語が飛び交うにもかかわらず、演出はまるで時代劇のチャンバラ。善悪が明快な対決構図を取り入れることで、幅広い世代を熱狂させる国民的コンテンツへと押し上げた。