時透無一郎の声優・河西健吾の凄み!交代説の真相とオーディション秘話
「刀鍛冶の里編」で多くの視聴者の涙を誘ったのが、無一郎の過去を描いた回想シーンです。ここで登場する双子の兄・時透有一郎の声も、河西健吾が一人二役で担当しています。
弟を守るためにあえてトゲのある言葉を投げつけ、現実主義者を装っていた有一郎。対して、素直で心優しく、どこか世間知らずだった幼少期の無一郎。顔落ちは瓜二つの双子でありながら、河西は声の張り方、語尾の鋭さ、呼吸の浅深を巧みにコントロールし、まったく異なる性格の兄弟を見事に描き出しました。
特に、瀕死の有一郎が無一郎の手を握りながら「無一郎の無は、無限の無なんだ」と神仏に祈りを捧げる最期のシーンでは、痛切な後悔と不器用な兄弟愛がにじみ出る魂の絶叫を披露。幼少期の無垢な声と、過酷な運命に引き裂かれる兄弟の対話は、河西健吾という役者の底知れない演技力を決定づける名場面となりました。