映画ロケで脚光!水戸「七ツ洞公園」英国庭園の歴史と魅力徹底解剖

映画ロケで脚光!水戸「七ツ洞公園」英国庭園の歴史と魅力徹底解剖の全体像を詳しく解説してご紹介します。

「なぜ水戸の農村地帯に、これほど精緻な英国式庭園が存在するのか」という疑問を持つ来訪者は少なくありません。そのルーツは1999年(平成11年)の開園時に遡ります。水戸市が市制施行百周年記念事業の一環として、自然の地形と湧水群を活かした憩いの場を創出すべく整備を決定したことが始まりでした。

設計を手掛けたのは、英国の著名なランドスケープアーキテクトであるクライヴ・アダムズ氏です。18世紀後半に英国で確立された「自然の美を絵画のように再現する」風景式庭園の技法が忠実に注ぎ込まれました。装飾建築(フォリー)やダムの建設にあたっては、英国からわざわざ建築資材を取り寄せ、現地の職人技法を取り入れながら施工するという徹底したこだわりが貫かれています。

「七ツ洞」という名称自体は、園内にある国指定史跡「権現山古墳群」周辺に古代の横穴墓が点在していたことに由来しています。古代日本の歴史と英国の伝統庭園文化が見事に融合した稀有な空間設計こそ、七ツ洞公園が唯一無二の存在感を放つ理由です。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。