ガンダムバエルが弱いと言われる理由|貧弱武装の真相とマクギリスの敗因
劇中で満を持して起動したガンダム・バエルが、視聴者から「期待外れ」「弱い」と評されてしまった背景には、物語の演出と作中世界における戦術的ミスマッチが存在します。
厄祭戦から300年間、ギャラルホルン地球本部ヴィーンゴールヴの地下で封印されていたバエルは、組織の創始者アグニカ・カイエルの魂が宿る機体として絶対的な神格化を遂げていました。搭乗者のマクギリス自身が「バエルの元へ集え」と宣言すれば全軍が従うと盲信していたため、視聴者側も「起動すれば戦況を一変させる圧倒的なワンマンアーミー兵器」を期待していたのです。
ところが、いざ戦場に出たバエルは長距離ビーム兵器や広域制圧兵器を放つわけでもなく、ダインスレイヴのような超破壊兵装も持っていませんでした。ラスタル・エリオン率いるアリアンロッド艦隊の物量と長距離一斉射撃の前に決定打を欠き、組織を掌握しきれなかった事実が、機体そのものの評価まで引き下げる要因となりました。