パンツのわたり幅とは?正しい測り方と太もも事故を防ぐ選び方の極意
大手ECサイトのレビュー欄やQ&Aサイト(Yahoo!知恵袋など)において、「表記サイズ通りに買ったのに、座ると太ももが締め付けられて痛い」という相談が絶えません。現場のフィッティングデータから判明したパンツ太ももきつい原因は主に3点あります。
第一に、「起立時」と「着席時」の筋肉・脂肪の変形差です。人間が椅子に座ったりしゃがんだりすると、体重による圧迫と筋肉の収縮により、太ももの外周は直立時と比べて約3cm〜5cm膨張します。直立時の実寸ジャストで作られたパンツは、座った瞬間に運動量がゼロになり、強い圧迫感を生むのです。
第二に、骨格タイプや筋肉の発達による設計のミスマッチです。特にスポーツ経験者(サッカー、陸上、野球など)や、骨格ストレート・骨格ウェーブの特性として太ももの前張り・横張りが強い人は、ウエスト基準でS/M/Lを選ぶとほぼ確実にわたり幅が不足します。
第三に、生地の伸縮性(テンション)の見落としです。ジーンズわたり幅選び方において、綿100%の生デニム(リジッドやヘビーオンス)は横方向への伸びがほとんど期待できません。綿100%の場合は「太もも実寸周囲+4〜6cm」、ストレッチ混(ポリウレタン混紡)の場合は「太もも実寸周囲+2〜3cm」のゆとりを持たせるのが鉄則です。