広瀬すず写真集の最高傑作は?歴代作品と最新作の魅力を徹底検証
歴代作品の中で「最も話題を呼んだ一冊」を定義づける際、ファンの間では社会現象的ブレイクを果たした『17才のすずぼん。』と、芸術的評価を決定づけた『レジャー・トレジャー』の2作が必ず双璧として挙げられます。
2016年にリリースされた『17才のすずぼん。』は、映画『海街diary』などで国民的知名度を獲得した直後の勢いを鮮烈に封じ込めた金字塔です。写真家・川島小鳥氏による独特のフィルム質感は、熱海での日常的な仕草や等身大の笑顔を瑞々しく切り取りました。制服姿や部屋着でのリラックスした姿、ロングインタビューに至るまで、当時のティーンエイジャーが持つ爆発的な輝きを完璧に捉えたことで、オリコンランキング首位を独走しました。
一方で、デビュー10周年の節目に刊行された『レジャー・トレジャー』は、アプローチが根本から異なります。写真家・奥山由之氏と3年近い歳月をかけてプライベートな旅を重ね、全編フィルム撮影を敢行。企画の立ち上げ段階から広瀬すず自身がディレクションに携わり、装丁には絵本のようなクロス張りの上製本が採用されました。従来の「見られる側のアイドル」から「空間と物語を共創する表現者」へと完全に脱皮したこの作品は、写真愛好家やクリエイター層からも絶賛を浴びました。