「やばい」の正体!江戸の裏社会語源から若者言葉の激変を追う

「やばい」の正体!江戸の裏社会語源から若者言葉の激変を追うにまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

メディアの変遷も、「やばい」の多義化と拡散を強烈に後押しした。2016年に放映され大きな話題を呼んだ心理サスペンスドラマ『僕のヤバイ妻』では、タイトルの「ヤバイ」に狂気、美しさ、恐ろしさ、そして知略という幾重ものニュアンスが込められ、視聴者を釘付けにした。

時代がソーシャルメディア中心へ移行すると、その勢いはさらに加速する。TikTokのショート動画では、驚異的なダンスや絶品スイーツのレビューに「#やばい」のハッシュタグが乱舞し、アルゴリズムを通じて瞬時にバイラル化する。さらにNetflixなどのグローバル配信プラットフォームで日本のアニメやドラマが世界中に届くようになり、海外のアニメファンが「Yabai」をそのまま借用語としてSNSで呟く現象まで出現した。感情の即時性を共有するツールとして、この言葉は国境すら軽々と越えつつある。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。