Ff10-2と倖田來未の衝撃|抜擢理由と名曲誕生の真相に迫る
『real Emotion』と並び、本作を語る上で欠かせないのがバラード挿入歌『1000の言葉』です。雷平原でのコンサートイベント、そして異界送りへと続くクライマックスシーンで流れるこの楽曲は、切なくも壮大な愛の記憶を歌い上げ、多くのプレイヤーの涙腺を崩壊させました。
この楽曲をめぐっては、海外版(北米版・インターナショナル版)で起用された人気アーティストsweetbox(Jade歌唱)による英語版「1000 Words」との比較も、音楽ファンの間で長年熱狂的に語られています。
倖田來未が歌うオリジナル版は、日本語特有の繊細な情緒と、感情を絞り出すようなエモーショナルな力強さが際立っています。一方でsweetbox版は、洗練されたクラシカル・クロスオーバーの風格が漂い、透き通るようなハイトーンが異世界的な幻想美を引き立てています。どちらが優れているかという議論を超えて、東西の異なるアプローチがひとつの名曲を多面的に彩った好例として、現在でも高く評価されています。