春大根の種まき時期はいつ?トウ立ちを防ぎ甘く育てる地域別栽培術
Q1:種まき直後に季節外れの強い寒波や降雪が予報された場合、どう対処すべきですか?
A1:すでに種をまいてトンネルを設置している場合、トンネルの外側からさらに毛布、遮光ネット、あるいは厚手の不織布を重ね掛けして熱の放射を防いでください。大根は種が水分を吸った瞬間から低温積算時間をカウントし始めます。数日間の極端な低温でも花芽分化のトリガーが引かれるリスクがあるため、一時的な二重・三重の防寒措置が極めて効果的です。
Q2:収穫した春大根が極端に辛かったり、内部に鬆(ス)が入ったりするのを防ぐには?
A2:春大根が辛くなる主な原因は「土壌の乾燥ストレス」と「収穫遅れ」です。特に根の肥大期(4月下旬〜5月)に土が乾き続けると辛味が凝縮します。適度な土壌湿度を保ち、外葉が垂れ下がり始める前の「収穫適期(播種後60日前後)」に遅れることなく収穫してください。首元(地際に出ている根の部分)を手で触り、品種規格の太さ(直径7〜8cm程度)に達した順から速やかに抜き取ることがス入りを防ぐ鉄則です。
Q3:昨年秋に使い残した大根の種(耐病総太り等)がたくさんあります。春にまいてはいけませんか?
A3:春まきには絶対におすすめできません。秋まき専用の主力品種は、低温に対する感受性が非常に高く作られており、春の気候下では根が太る前にほぼ確実にトウ立ち(抽苔)して芯が硬化します。種子代を節約しようとして秋の種を使い、数カ月間の労力と肥料を無駄にしてしまうケースが後を絶ちません。春栽培には必ず「晩抽性」と明記された春専用品種を新しく用意してください。
Q4:間引きした小さな大根の葉は食べられますか?
A4:非常に美味しく食べられます。「間引き菜(大根菜)」はβ-カロテン、ビタミンC、カルシウムが豊富に含まれる緑黄色野菜です。浅漬けや油炒め、味噌汁の具材として春ならではの瑞々しい風味を楽しめます。間引きをこまめに行うモチベーションにもなるため、ぜひ無駄なく活用してください。