我慢汁で妊娠する確率は?精子混入の真相と排卵日リスク・緊急避妊法
インターネット上にはびこる最大の誤謬が「安全日だから中出しや我慢汁でも平気」という安全日神話です。女性の身体において、医学的に100%安全と言い切れる日は存在しません。
特に危険なのが生理予定日前後の妊娠可能性に対する過小評価です。生理予定日直前だと思っていた出血が、実は排卵に伴う中間期出血(排卵期出血)であった場合、避妊を怠ればまさに排卵のピーク時に精子を送り込むことになります。また、月経直後であっても、周期が短い女性やホルモンバランスの乱れにより早期排卵が起これば、行為後数日間生き延びた精子と出会い、受精が成立してしまいます。
さらに、受精卵が子宮内膜に潜り込む際に生じる着床出血と生理の違いを誤認し、受診が遅れる事例も深刻です。
- 通常の月経(生理):出血量が徐々に増え、2〜3日目をピークに赤色〜暗赤色の経血が5〜7日間続く。下腹部痛を伴うことが多い。
- 着床出血:受精から7〜10日後(生理予定日の数日前〜当日前後)に発生。出血量はごく微量(おりものに血が混じる程度、または点状出血)で、茶褐色や薄いピンク色が多く、1〜2日程度で消失することが大半。
生理が来たと思い込んで安心していたところ、数週間後に妊娠初期症状のチェック項目(激しい眠気、吐き気や胃のムカつき、基礎体温の高温相持続、胸の張りや痛み、匂いへの過敏)が顕在化し、産婦人科を受診した段階ではすでに妊娠2ヶ月を超えていたという事態も後を絶ちません。
また、途中で装着したもののコンドーム破損時の対処法を知らず、目視で破れていないからと放置するケースもあります。コンドームの破損や爪による微小なピンホール(目に見えない裂け目)が生じた場合、あるいは途中で外れかかった場合は、膣外射精と同じく即座に「避妊失敗」と判断し、後述の緊急避妊措置へ移行しなければなりません。