6月25日は何の日?サザン伝説の幕開けから天覧試合の真実まで徹底解説

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日本の大衆文化において、6月25日は「歴史の潮目が完全に変わった日」として記憶されています。その象徴が、1978年6月25日のサザンオールスターズによるシングル『勝手にシンドバッド』での鮮烈なメジャーデビューです。

当時、青山学院大学の学生バンド出身だった彼らがテレビ番組のスタジオに現れた瞬間、お茶の間に走った衝撃は今なお語り草となっています。ジョギングパンツにランニングシャツという型破りなスタイル、早口で畳み掛けるような日本語と英語の融合詞、そして破天荒なリズム感。当時の歌謡曲全盛期における大人世代からは「歌詞が聞き取れない」「ふざけている」と痛烈な批判を浴びました。

しかし、当時の音楽誌インタビューや関係者の回想録によると、ボーカルの桑田佳祐氏は単なる奇をてらった受け狙いではなく、リズムと語感を極限まで追求した結果の表現であったと吐露しています。コミックバンドというレッテルを貼られながらも、翌1979年に名バラード『いとしのエリー』を放ち、大衆の評価を尊敬と心酔へと昇華させた軌跡は、まさにこの6月25日から始まりました。

時計の針をさらに19年巻き戻した1959年6月25日、プロ野球界の歴史が永遠に刻まれた舞台が後楽園球場でした。昭和天皇・皇后両陛下をお迎えして開催された、プロ野球史上初の「天覧試合(巨人対阪神戦)」です。

4対4の同点で迎えた9回裏、打席に立ったのは巨人の長嶋茂雄選手。相手は阪神のエース、村山実投手。両陛下が球場を出られる門限とされた「午後9時15分」が刻一刻と迫る中、午後9時12分、長嶋選手が振り抜いた打球は左翼ポール際へ飛び込む劇的なサヨナラ本塁打となりました。

「打った瞬間、手応えで分かった」と後に長嶋氏が自著で振り返った一撃は、それまで相撲やアマチュア野球の陰に隠れがちだったプロ野球を、名実ともに国民的スポーツへと押し上げる決定打となったのです。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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