ガダルカナル島で何が起きたのか?極秘証言が暴く飢餓戦の全貌

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制空権を奪われた海上で、日本海軍の駆逐艦による夜間強行輸送、いわゆる「鼠輸送」が繰り返された。しかし、ドラム缶に詰めて海へ投げ込まれた物資の多くは潮に流され、浜で待ちわびる将兵の手には届かない。大日本帝国陸軍の戦死者約2万人のうち、戦闘による直接の死者は約3割に過ぎず、残る7割以上が餓死やマラリアなどの戦病死だったという冷徹な数字が、作戦の破綻を象徴している。

軍事史の視点から見れば、作戦規模に対して兵站能力を著しく軽視した参謀本部の見通しの甘さは致命的だった。現場の実態を無視した精神論と、輸送船団の護衛を怠った楽観主義が、南海の孤島に数万の将兵を置き去りにする結果を招いたのだ。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。