かつて「モテ服」の代名詞だったアバクロの劇的再ブレイク。2026年、なぜ今Z世代と大人が熱狂するのか?
かつてのアバクロの店舗といえば、まるでクラブのように暗く、大音量で音楽が鳴り響く異質な空間だった。若者を熱狂させたその空間演出は、同時に多くの顧客にとって「入りづらい」「居心地が悪い」と感じさせる障壁でもあった。
CEOのフラン・ホロウィッツ率いる現在の経営陣は、このアイコンでもあった店舗体験を180度転換させた。照明を明るく解放感あふれる設計にし、店内を自然光が差し込むようなナチュラルな木目調へと一新。さらに、店内に漂う香水の量も最小限に抑え、誰もが気軽に立ち寄って触れ合えるオープンな「近所のブティック」へと脱皮させたのだ。この店舗設計の変更は、単なる模様替えにとどまらず、ブランド自身の姿勢がオープンになったことを象徴する出来事だった。