近大マグロが拓く海洋未来と入試激変!水産研究の最前線を独自取材

近大マグロが拓く海洋未来と入試激変!水産研究の最前線を独自取材の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

現在、近畿大学水産研究所が推し進めているのは、過去の成功体験を自ら破壊するようなデジタルとバイオの融合だ。水中に設置されたマルチスペクトルカメラとAIが魚の遊泳速度や摂餌行動をミリ秒単位で解析し、無駄のない自動給餌を実現するスマート給餌システムはその一例に過ぎない。これにより、餌のロスによる海洋汚染を防ぎつつ、生産コストを劇的に圧縮することに成功している。

さらに、海洋生物学の知見を総動員した品種改良の現場では、次世代の養殖魚が次々と誕生している。筋肉量を増やして可食部を劇的に増やした「マダイ」や、成長速度を2倍に高めた「トラフグ」など、ゲノム編集技術を応用した魚類研究は世界をリードする。水産学の枠組みは、従来の生態観察から、遺伝子レベルで環境適応力を最適化する精密科学へと完全にシフトした。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。