ピーマンの種は栄養の宝庫?捨てる損とプロが教える丸ごと絶品レシピ
普段何気なくスプーンや包丁でくり抜いている中心部には、果肉とは異なる特有の機能性成分が密集しています。ピーマンの種とワタの栄養において、特に注目すべき3つの成分とその効能を整理します。
まず筆頭に挙げられるのが、独特の青い香りの主成分であるピラジンです。香気成分の一種であるピラジンは、血管を広げて血行を促す作用があり、ピーマンの種に含まれるピラジンによる血液サラサラ効果や冷え性の緩和、血栓予防に役立つと報告されています。果肉部分よりも種やワタの接合部に高濃度で含まれているため、ここを捨てることは血流サポート成分の大半を破棄していることと同義です。
次に豊富なのが、体内の水分バランスを整えるミネラルです。ピーマンの種に含まれるカリウムによるむくみ解消作用は、外食や加工食品で塩分を摂り過ぎがちな現代人の食生活と極めて好相性です。細胞内の余分なナトリウムの排出を助け、血圧の安定にも寄与します。
さらに、種を包む白い繊維組織であるピーマンのワタにも高い栄養と効能が存在します。カプサイシンの前駆体でありながら辛味を持たない「カプシエイト類」や抗酸化ビタミンが含まれており、代謝の活性化を後押しします。ピーマンの種と果肉のビタミンC比較においても、ワタ周辺は熱に強い構造をしており、加熱調理を経ても損失が少ないという強みがあります。