Oye Como Vaの意味と和訳|サンタナ不朽の名曲に隠された真相
世界中のミュージシャンやアマチュアバンドがセッションで『Oye Como Va』を好んで演奏する最大の理由は、その驚異的なコード構成のシンプルさにあります。楽曲の土台を支えているのは、基本的に「Am7 - D7」というわずか2つのコード進行のループです。
音楽理論的に見ると、このコード進行は「Aドリアン・スケール(A Dorian Scale)」を基盤としています。通常の短音階(マイナースケール)よりも明るく浮遊感のあるドリアン特有の響きが、哀愁を帯びつつも決して暗くならず、ダンサブルで官能的なムードを醸し出します。
ギターソロにおいてカルロス・サンタナは、音数を詰め込む速弾きではなく、チョーキングの粘り、ロングトーンのヴィブラート、そして絶妙な休符の配置によってメロディを歌わせています。初心者でもコード進行自体は容易に押さえられる一方、独特のラテングルーヴに乗せてフレーズを歌わせるには高度なタイム感とニュアンスが求められるため、ギタリストの表現力を磨く格好のスタンダードナンバーとして今なお世界中で演奏されています。