世界滅亡の狂騒曲と封印の真実!日本を揺るがした世紀の謎を追う

世界滅亡の狂騒曲と封印の真実!日本を揺るがした世紀の謎を追うにまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

そもそも、16世紀フランスの医師であり占星術師でもあったミシェル・ノストラダムスが遺した書物は、どのようなものだったのか。彼が著した『百詩篇集(諸世紀)』は、極めて曖昧で象徴的な古フランス語の四行詩で構成されており、具体的な年代や場所を特定できる記述はごく僅かしか存在しない。

日本で猛威を振るったオカルト・終末論の言説は、この曖昧なテキストに対する極端な牽強付会(けんきょうふかい)の産物であった。「アンゴルモアの大王」や「恐怖の大王」といった刺激的な単語は、フランス文学や西洋史の専門家による厳密な文献学的手続きを無視し、昭和の終末論者たちの都合の良い解釈によって再構築されたフィクションに過ぎない。しかし、その歪められた解釈こそが、当時の日本人の閉塞感と奇妙に合致し、強烈なリアリティを獲得してしまった点にメディア社会の危うさがある。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

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