トゥーンタウンの木箱はなぜ撤去?マナー問題と現在の仕掛けを追跡
トゥーンタウンの木箱がパークから姿を消した最大の契機は、過熱したSNS写真撮影に伴うマナー問題でした。2010年代後半、InstagramをはじめとするSNS上で「木箱に腰掛けたり、上に立ってポーズを取る構図」が爆発的なブームを巻き起こしました。
本来、これらのプロップス(小道具)はゲストが手で触れて音や動きを楽しむために作られており、大人が体重をかけて乗る強度は想定されていませんでした。連日のように繰り返されたディズニーの木箱に乗る危険行為に対し、キャストによる注意喚起が続けられたものの、混雑時には制止が追いつかない状況が常態化していったのです。
老朽化の加速や装飾の破損リスク、さらには高所からの転落事故を防ぐため、運営会社であるオリエンタルランドは苦渋の決断を下しました。木箱の開閉部分を固定するなどの暫定措置を経て、2018年秋から冬にかけて該当の木箱が完全に撤去される運びとなりました。ゲストの安全を最優先に考えた結果の判断でした。