近藤千尋のモデル時代と現在|ちぴバング現象と読モ下剋上の真相
近藤千尋さんのキャリアの起点は、愛知県・名古屋市での大学生活にあります。地元サロンのヘアカタログ撮影やストリートスナップをきっかけに名古屋読モ時代がスタート。東海エリアのローカル誌やフリーペーパーで頭角を現したものの、当時のファッション界は東京中心のヒエラルキーが絶対的であり、地方読モが全国区へ進出する壁は極めて高い時代でした。
転機となったのは2012年。自らの可能性を信じて本格的に上京し、主婦の友社が発行していた人気ギャル系ファッション誌『S Cawaii!(エスカワ)』の門を叩きます。当初は数多くのレギュラーモデルの1人に過ぎませんでしたが、私服センスの高さや飾らない親近感で読者アンケートの支持を急速に拡大。同年、異例のスピードで『S Cawaii!』専属モデルへの抜擢を果たしました。
当時の編集関係者は、インタビューで「彼女はスタジオに入ると現場の空気を一瞬で明るくし、1カットごとのポージングの引き出しが群を抜いていた」と証言しています。華やかに見えるモデルデビューの裏側には、ポージングや表情管理を徹底的に研究し尽くした泥臭い下積みと執念が存在していました。