潜入取材と密着データで迫る過激派「中核派」の知られざる内部実態
過激派がデジタル空間へと潜行し自己演出を強める現状は、取材する側の政治ジャーナリズムにも重い課題を突きつけている。彼らの主張を安易に報道すれば結果として宣伝工作に加担するリスクが生じる一方、密室化する組織の実態を追及し社会に警告を発する報道の責務も存在する。
警察発表をトレースするだけの報道では、ネットを通じて若者に忍び寄る現代的な勧誘の手口を見抜きにくい。表面的なパフォーマンスの裏にある思想的企図や地下組織のネットワークを客観的に検証し、多角的な視点から実態を炙り出す取材手法がこれまで以上に求められている。