【現地ルポ】2026年の「コリアン タウン」が魅せる変容:単なるブーム消費から日韓カルチャー融合の実験場へ
急速な観光地化と世界的な人気の高まりは、一方で深刻な構造的課題も引き起こしている。最も顕著なのが地価および家賃の急激な高騰だ。新大久保や鶴橋の目抜き通り沿いでは、数年前と比較して賃料が跳ね上がり、長年地域を支えてきた老舗の個人商店が撤退を余儀なくされるケースが増加している。
「この数年で街の景色がすっかり変わってしまった。家賃の跳ね上がりについていけず、地元の人が通っていたキムチ店や居酒屋が消え、大手のチェーン店やトレンド重視の店舗に置き換わっている」と、地元の商店街役員は眉をひそめる。伝統的なコミュニティの維持と、観光地としての商業的成功をいかに両立させるか。地域自治体と商店街による模索が続いている。