熊本の高校バスケ頂上決戦!全国切符を掴む新興勢力と伝統校の死闘
いま、火の国のコートで巻き起こっている変化は戦術のパラダイムシフトそのものだ。「全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」や、冬の代名詞である「全国高等学校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)」の県予選を勝ち抜くための条件は、もはや個々の身体能力頼みではない。勝敗を分けるのは、スモールボールへの柔軟なシフトと、コートを広く使うファイブ・アウト戦術の徹底度合いだ。
従来のフィジカル重視のインサイド勝負から脱却し、5人全員が3ポイントシュートを狙えるポジショレスなオフェンスが主流になりつつある。守備ではプレッシャーをかけ続けてターンオーバーを誘発するオールコート・プレスが猛威を振るう。一瞬の判断ミスが連続失点を生み、20点差があっという間にひっくり返る展開も珍しくない。試合終盤のゲームマネジメント能力と、勝負どころでクラッチシュートを沈める精神的なタフネスを持ったチームだけが、全国への片道切符を手にする。