リビア旧国旗はなぜ緑一色だったのか?独裁の歴史とデザインの真相
旗の交代劇の後も、リビアの混迷は終わらなかった。マイケル・ベイ監督の映画『13時間 ベンガジの秘密の兵士』は、カダフィ失脚直後の2012年に起きた米国領事館襲撃事件をリアルに描き出している。作中に登場する荒廃した街並みや重武装の民兵たちの姿は、強権的なシンボルが崩壊した後に生じた激しい権力の空白を物語る。
Netflixなどの配信プラットフォームで観られる近年のドキュメンタリーや映像作品でも、リビアは「独裁が倒れた後の混乱」の象徴として描かれることが多い。緑一色の旗が消えた後、リビアの人々が直面したのは自由の歓喜だけでなく、引き裂かれた国土と治安の悪化という過酷な現実だった。