話題の天日塩とは?精製塩との違いやミネラル・製法の秘密を徹底解説

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天日塩の真価は、その徹底した非加熱製法にあります。日本の伝統的な製塩方法の多くは「平釜(ひらがま)」で海水を煮詰めて水分を飛ばす煮沸工程を含みますが、完全な天日塩は一切の人工的な熱源を使用せず、天日干しのみで仕上げられます。

製造工程では、まず広大な塩田やハウス内に海水を段階的に引き込み、太陽光と風力で水分をじっくりと蒸発させて「かん水(濃縮海水)」を作ります。さらに濃度を高めたかん水を結晶池に移し、数週間から数ヶ月という長い時間をかけて結晶を育てます。

この気の遠くなるような時間をかけることで、海水中のミネラルが段階的に結晶へと取り込まれます。火にかけて急激に水分を飛ばさないため、塩の結晶構造が壊れにくく、舌に乗せた瞬間に穏やかに溶け出す独特の粒子感が生まれるのです。自然の気候に左右されるため生産量が限られ、職人のこまめな攪拌と天候の見極めが品質を左右します。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。