【2026年紅白】「なぜあの人が?」落選リストに見るNhkの冷徹な数字主義と、置き去りにされた国民的感情
音楽業界の勢力図の変化も、落選リストから読み解くことができる。かつてキャスティングに絶大な影響力を持っていた大手芸能事務所の押し出しが、今年は明らかに通用しなくなっている。忖度や利権といった古い業界のルールが崩壊しつつあるのは歓迎すべきことかもしれないが、一方で「誰もが納得する大物」の不在という副作用も生んでいる。
インディーズレーベルや自主制作で活動するアーティストが自由に羽ばたけるようになった反面、紅白という巨大なステージをコントロールする「座長」のような存在がいなくなった。結果として、番組全体の求心力が低下しているという指摘は免れない。