魂を揺さぶるオリオンビールの歌!名曲誕生の裏側と歴代秘話
地域密着型メーカーとして沖縄の復興とともに歩んできたオリオンビール株式会社と、音楽産業の最前線を走るアーティストたち。この両者の出会いは、ローカルカルチャーとコマーシャリズムが幸福な結婚を果たした稀有な事例として語り継がれている。日本の酒類・ビール製造業において、ここまで特定の音楽とブランドイメージが不可分に結びついた例は他に類を見ない。
当時、企業側が求めたのは、単なる売上拡大のためのツールではなく、沖縄県民が胸を張って自分たちのビールだと誇れるカルチャーの創出だった。BEGINが紡ぎ出した泥臭くも温かい生活の匂いがする音像は、企業の理念と寸分の狂いもなく共鳴した。テレビCMの枠を飛び出し、運動会、結婚式、エイサー祭り、そして毎夜の酒宴の場で歌い継がれることで、楽曲は公共の財産とも呼ぶべき響きを獲得していったのである。