お酒のちゃんぽんで悪酔いする嘘?最新医学が暴く二日酔い新常識
医学論文データベースPubMedを検索しても、酒の混合摂取そのものが代謝異常を引き起こすというデータは見当たらない。一方で、日本消化器病学会をはじめとする消化器領域の専門家たちが警鐘を鳴らすのは、アルコール飲料に含まれる「コンジナー(同族元素・不純物)」と「炭酸」の相互作用だ。
ウイスキーや赤ワイン、テキーラなどの濃色酒には、発酵や熟成の過程で生じる微量の有機化合物(フーゼル油やタンニン、メタノールなど)が豊富に含まれる。これらは酒に奥深い風味を与える反面、肝臓での分解に長時間を要し、二日酔いの症状を重く長期化させることが分かっている。さらに、序盤にビールやハイボールなどの炭酸入りアルコール飲料を飲むと、胃の蠕動運動が活発化し、小腸への移行速度が早まる。結果として血中アルコール濃度が急勾配を描いて上昇し、肝臓の処理キャパシティを序盤で吹き飛ばしてしまう。