枝毛を裂く快感の代償とは?髪がチリチリになる真相とやめる方法
「どうせ切る予定だから」「少し裂いたくらい大したことない」と甘く見ていると、髪全体に深刻な影響が及びます。枝毛を放置するデメリットと、枝毛を裂いた後のダメージの実態は想像以上に過酷です。
裂かれた毛髪は、ファスナーを力任せに開いた服と同じです。保護膜であるキューティクルを失ったコルテックス内部からは、シャンプーのたびに水分保持に必要な天然保湿因子(NMF)やケラチンが激しく流出します。その結果、髪は急速に乾燥・多孔質化(ポーラスヘア)し、わずかな風やブラッシングの摩擦だけで毛先が激しく絡まり始めます。
さらに恐ろしいのは「ダメージの巻き上がり現象」です。裂け目は毛先だけに留まらず、髪の根本方向に向かって数センチ単位で亀裂が侵食していきます。放置すれば中間部から突然プツンと切れる「切れ毛」が多発し、全体の毛量が不揃いになって毛先がスカスカになり、どれだけトリートメントを塗り込んでもツヤが一切出ない状態へと転落します。