フォーチュンクッキーの作り方完全版!割れない折り方と簡単レシピ
欧米の中華料理店(チャイニーズレストラン)で会計時に配られる定番として世界的に知られるフォーチュンクッキーですが、その歴史的起源を辿ると日本・江戸時代の「辻占煎餅(つじうらせんべい)」に行き着きます。食文化研究者や米国立歴史博物館(スミソニアン博物館)の調査資料によると、19世紀の京都・伏見稲荷大社周辺で売られていた、おみくじを挟んだ焼き味噌煎餅がその原型とされています。
19世紀末から20世紀初頭にかけ、サンフランシスコのゴールデン・ゲート・パーク内にある日本庭園を設計・管理していた日系移民の萩原真(はぎわら・まこと)氏らが、庭園の来園者へのおもてなしとして提供したのがアメリカにおけるフォーチュンクッキーの始まりと記録されています。その後、第二次世界大戦中の日系人強制収容という歴史的背景の中で製造が中華系コミュニティへと引き継がれ、アメリカ全土、そして世界中の中華料理店へと普及していきました。
「他者へのおもてなしと吉凶を占う遊び心」という日本の伝統文化が海を渡り、バターやバニラ風味のモダンな洋菓子へと進化した背景を知ることで、手作りの際にも単なるお菓子作りを超えたストーリーを添えることができます。