レスポールゴールドトップが2026年も愛される理由|誕生秘話から中古市場の真実まで徹底解説
レスポールゴールドトップとレスポールスタンダードの決定的な違いは、搭載ピックアップの歴史にある。1952年から1957年までのオリジナルゴールドトップは、P-90と呼ばれるシングルコイルピックアップを搭載していた。その後、1957年にハムバッカーが登場し、レスポールスタンダード(当時はレスポールモデル)へと進化していく。
つまり「ゴールドトップ=P-90」という音の記憶が、ギタリストの頭の中には深く刻まれている。P-90の音は、ハムバッカーよりも輪郭がはっきりしていて、中域の張りが強い。歪ませると太く吠え、クリーンではコードの分離感が際立つ。ノイズは多いが、それを補って余りあるキャラクターを持っている。
一方、現行のレスポールスタンダードに設定されているゴールドトップカラーは、ハムバッカーを搭載しているため、音の傾向は通常のスタンダードと同じだ。したがって「ゴールドトップの音」を求めるなら、P-90搭載モデルを選ぶべきだし、「スタンダードの音で見た目だけゴールドトップが欲しい」なら、現行のUSA製スタンダードで問題ない。この住み分けを理解しているかどうかで、購入後の満足度は大きく変わる。